葬儀について

仏教式での葬儀の流れを9つに分けて紹介

仏教式の葬儀は、日本では90%以上を占めており昔から馴染みがある人も多くいると思います。

しかし、いざ喪主になると「どのような流れで行われるのかわからない。」「どう動いて良いかわからない。」と不安になる人が多く、家族が亡くなった悲しみと不安から余計に疲労感を感じてしまうこともしばしば。

そこで今回の記事では、喪主になる人たちの気持ちが少しでも軽減できるように、仏教形の葬儀の流れを9つに分けて紹介していきます。

この記事でわかること

・仏教式の葬儀の9つの流れ
・9つの流れにおけるそれぞれの内容

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仏教式での葬儀の流れを9つに分けて紹介

仏教式の葬儀は、基本的に以下の9つの流れに分けられます。
宗派によっては内容が前後したりすることもありますが、9つのことをすれば葬儀は完了すると覚えておきましょう。

①導師入場➡︎ ②開式の辞➡︎ ③読経➡︎ ④弔辞➡︎ ⑤弔電
➡︎⑥焼香➡︎ ⑦導師退場➡︎ ⑧喪主の挨拶➡︎ ⑨閉式の辞

【導師入場】お坊さんが祭壇に集まる

まず最初に、お葬式はお坊さんが祭壇に入場するところから始まります。
多くの場合はお坊さんたちが、お経を唱えながら祭壇に向かって行くので、喪主を含めた遺族や一般の参列者は指定された席に座り、手を合わせた状態でお坊さんたちを迎えます。

【開式の辞】開式のアナウンスが入る

お坊さんたちが祭壇に集まった後に着席をすると、開式の辞として司会の方の「これよりOO様の葬儀を開式します。」というアナウンスが入ります。

【読経】お経を唱える

開式のアナウンスが入ると、お坊さんがお経を唱え始めます。
遺族と一般参列者は手を合わせているだけでも大丈夫ですが、葬儀は亡くなった家族との最後のお別れになるので、できればお経本を持参し、お坊さんに合わせて一緒にお経をあげた方が良いです。

お経の種類は宗派によって異なりますが、基本的には20分〜30分程度の時間唱えられます。

【弔辞】亡くなった人と親交が深かった人が挨拶をする

一通りお経を唱え終わると、きりが良いところで弔辞(ちょうじ)が行われます。
弔辞は、亡くなった人と親交が深かった人が挨拶をすることが多いですが、場合によってはお寺のお坊さんが挨拶をする場合もあります。

弔辞の前と後には会釈して挨拶することが大切ですので、マナーの一つとして忘れずに行いましょう。

【弔電】葬儀に参列できなかった人の電報を紹介

弔辞が終わった後には、遠方に住んでいたり、用事があって葬儀に参列できなかった方のお悔やみの言葉がつづられた電報「弔電(ちょうでん)」が司会者によって読み上げられます。

弔電の数が多い場合は2〜5通ほどが読まれ、その他の弔電は名前のみの読み上げとなります。

【焼香】お経の再開と共に焼香を回していく

弔辞と弔電が終わると、お坊さんによるお経が再開し、続いて焼香(しょうこう)が始まります。

焼香は、喪主➡︎遺族➡︎一般参列者の順に回されていきますので、まずは喪主の方が率先して焼香を行いましょう。

焼香は、葬儀社の方が喪主の方に渡しますので、わざわざ持ちに行ったり、席を外す必要はありません。

【導師退場】お坊さんが祭壇から離れる

お焼香が全ての人に行き渡り、お経が終わるとお坊さんは祭壇から離れ退場して行きます。

お坊さんの退場に合わせて「合掌と一礼をお願いします。」というアナウンスがされるので、喪主を含む遺族と一般参列者は、お坊さんに手を合わせ感謝の気持ちを持って頭を一度下げましょう。

【喪主の挨拶】喪主が一般参列者にあいさつをする

お坊さんが退場したら、喪主が一般の参列者の方に向けて、葬儀に来てくれた感謝の挨拶を行います。

喪主の挨拶の時間は1分〜3分とされているので、あまり時間が長くならないよう事前にスピーチ内容を考えておくことがベターです。

喪主の挨拶は、葬儀社の方が誘導してくれますので、司会者に呼ばれるまでは席で待機していて問題ありません。

【閉式の辞】閉式のアナウンスが入る

喪主の挨拶が終わったら、閉式のアナウンスが行われます。
喪主と遺族は閉式後にお見送りがありますので、一般参列者よりも先に席を立つことが一般的です。

まとめ

仏教式の葬儀には9つの流れがあります。
基本的には、葬儀社の方がサポートしてくれるので不安を感じることはありませんが、葬儀の流れを知っているのと知らないのでは、心の余裕が違います。

ただでさえ家族が亡くなって気持ちが辛い時に、色々と考えなければならないのはかなりの心身疲労を伴いますので、自分に少しでも疲労をため込まないためにも、葬儀前には必ず流れを理解しておきましょう。

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葬儀時のサポートもバッチリなので、葬儀社を探している方ぜひ一度検討してみてください!


ABOUT ME
おてさら君
お寺生まれの長男坊。『仏教は哲学』をモットーに仏教の面白さを世の中に伝えるべく日々自己鍛錬中。ミャンマーやスリランカといったアジア国で上座部仏教の修行経験、日本では納棺師の経験を経ています。自分の煩悩の強さを感じながら『職業は僧侶』ではなく、『生き方が僧侶』を目指し、宗派に属さずお寺と俗世間の間で偏りのない仏教に関する情報を提供中。
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