お寺のお坊さんの格好に興味を持ったことがある人いませんか?
お坊さんはお経を唱える時、黒い衣を着ていますが、外で作業をする場合は『作務衣(さむえ)』という衣類を着ています。
実はこの『作務衣(さむえ)』かなり重宝する上、一般の方でも手軽に活用することができる優れ物!
現在では一般の方で作務衣を着用されている方も増えてきているのです。
そこで今回は、お坊さんでない一般の方々にもっと作務衣を着ていただくため、作務衣のオススメポイントを4つに分けて紹介していきます。
この記事では
・作務衣ってどんな服?
・どんな時作務衣を着たら良いの?
という疑問を解消していきます。
・作務衣とは
・作務衣をオススメする4つの理由
目次
作務衣(さむえ)とは
作務衣は、お寺のお坊さんが掃除などの雑務を行う際に着用する衣類ですが、基本的にはいつでも動けるように、お経を唱える時以外は作務衣を着ていることが多いです。
言い方を変えれば衣(ころも)につぐお坊さんの第二正装と言っても良いでしょう。
年間を通して着用できるため、お坊さんのマストアイテムとして大活躍。
甚平(じんべい)との違い
作務衣と甚兵衛は見た目がよく似ていますが、一年中客用できる作務衣とは違い、甚平は通気性がよく、袖や裾が短めのため、着用時期が夏に限定されます。
甚平はタコ糸で胴と袖をつなげているといった、見た目の違いもあります。
お坊さんだけじゃない!作務衣を勧める4つの理由
それでは作務衣のオススメポイントを4つ紹介します。
- 掃除も楽々、動きやすい
- 洗濯に気を使わなくて良い
- 春夏秋冬いつでも便利
- リラックスできる
①掃除も楽々、動きやすい
作務衣は体の締め付けが一切なく、ゆったりめに作られているため、動きやすいことが特徴に挙げられます。
しかも軽いので、着用時にストレスを感じることもありません。
掃除や炊事洗濯などの日常使いはもちろん、公園で運動をする時にも使うことが出来ますので、作務衣だけで1日を過ごすことが出来ますよ。
②洗濯に気を使わなくて良い
修行するお坊さんを例にあげると、作務衣の洗濯はガシガシ行われています。
脱いだら洗濯機にそのままポイ。
もしくは、タワシでゴシゴシ。
作務衣は普通の衣類のように、「襟がクタクタになる」、ニットのように極度に「縮んでしまう」といったことが起きないので、気を遣うことなく洗濯できるのもメリットです。
③春夏秋冬いつでも便利
作務衣は春、夏、秋、冬と年間を通して着用することが出来ます。
「冬は流石に寒いんじゃ・・・」
と考える方も多いと思いますが、作務衣は作りがゆったりとしているため、下着からセーターといった厚着のものまで、様々なものをインナーとして着ることが出来ます。
ちなみに現在では、フリース素材などの厚みのある作務衣も存在しますので、作務衣だけでも充分体を暖めることが可能です。
リラックスできる
お坊さんは、座禅をする時や、瞑想をする時にも作務衣を着ています。
これは作務衣がとても着心地がよく、体をリラックスさせてくれるものであり、座禅や瞑想の邪魔にならないためです。
心を乱してはいけない座禅や瞑想の場で生かされている衣類ですので、リラックス効果があることは間違いありません。
休日をゆったり過ごしたい時や、気持ちを切り替えたい時などに着用すれば、普段よりも更に心を休ませることが期待できるでしょう。
まとめ
作務衣は昔、お坊さん象徴ともいうべき一つのアイコンでありましたが、現在では一般の方も着用されており、世間からの認知度も上がってきています。
日常使いがよく、1年中着ることができる作務衣は私服にもオススメ。
この記事を機会に一度着用してみてください。