葬儀について

【お葬式で気をつけたい子供の服装とは】赤ちゃん〜高校生までを紹介

お葬式では、大人はもちろん、赤ちゃんから高校生まで服装に気をつける必要があります。

大人の場合はなんとなくイメージが湧きやすいですが、子供の場合はどのような服装で行かせるべきかイメージが湧きにくいところ。

今回の記事では、お葬式に最適な子供の服装を、赤ちゃん、幼児・小学生、中学高校生の3つに分けて紹介していきます。 最適な髪型についてもお伝えしますので、子供がいるお父さんお母さんはぜひ参考にしてください!

この記事でわかること

・お葬式に最適な子供の服装
・用意するべき衣類
・髪型や靴の注意点

赤ちゃんの服装は黒やグレー・白が基本

赤ちゃんをお葬式に連れていく場合は、黒やグレー、白といった服を着せてあげるのが基本ですが、大人と違って赤ちゃんのベビー服や新生児服で、黒・白・グレーを探すのはなかなか難しい。

黒やグレー、白のものがない場合は、派手な色(ピンクや赤など)や柄ものを避ければ、落ち着いた色のものでもOKですので、まずは自宅にある衣類を確認してみましょう。

※派手でなければ、ワンポイントが入っていても大丈夫ですよ。

黒・グレー・白
ワンポイント ○(暗い色に限る)
落ち着いた色
派手な色 ×
柄もの ×

親族のお葬式以外は赤ちゃんを連れて行かない方が良い

お葬式での赤ちゃんの服装をお伝えしましたが、親族以外のお葬式にはできるだけ赤ちゃんを連れて行かない方が良いでしょう。

お葬式の会場はとても静かなので、赤ちゃんがぐずってしまうと、周りの人に迷惑をかけたり、お父さんお母さんの方が気が気ではなくなってしまいます。

人によっては「なんで赤ちゃん連れてきてるの?マナーがなってない!」などと言われかねませんので、自分たちが余計な心配をしないためにも、赤ちゃんは親戚などに預けて来た方が◎です。

親族以外のお葬式では、赤ちゃんを親戚などに預けてましょう。

幼児〜小学生は制服で参列する

幼稚園や保育園に行っている幼児や小学生は、それぞれの制服を着て行けば大丈夫です。

制服の多くはブレザータイプが多いので、「大人の喪服と格好が違うよ?」と不安に感じる人もいるかと思いますが、制服も立派な礼装ですので心配する必要はありません。

ただし、ブレザーなどの上着の下にTシャツを着たりするのはNG。
上着の下には白いシャツを必ず着用させましょう。

制服でのスタイル

・上着(ブレザータイプ)
・半ズボン(男の子
・スカート(女の子
・白いシャツ

制服がない場合は喪服として着る衣服を用意する

現在の幼稚園や保育園、小学校では、制服を採用していないところも多いです。

制服があれば、お葬式であっても制服一式で済ませることができますが、制服がない場合は喪服として使う衣類を購入、もしくはレンタルをしなければなりません。

基本的には制服のスタイルと同じように

  • 紺か黒色のブレザータイプの上着
  • 半ズボン(男の子)
  • スカート(女の子)
  • 白いシャツ

を用意する必要がありますが、上着の代わりにベストやセーター、カーディガンを着ても大丈夫!ただし色はあくまで黒やグレー、白といった無地で目立たないものを選ぶようにしましょう。

靴はスニーカーでもOK!

お葬式で履いていく靴は、子どもであっても黒い革靴が一番良いです。
しかし革靴を持っていない場合は、スニーカーでも良いとされているので、わざわざ買わずに自宅にあるものを使いましょう。

ただし汚れていたり、光ったりする靴は履いていくとマナー違反。
泥汚れなどがある場合は、参列する前に綺麗にしておくことが必要です。

中学生と高校生は制服での参列が基本

中学生と高校生も、幼稚園児や小学生と同じようにお葬式では、制服で参列することが基本となっています。

夏の時期は襟付きのシャツ、冬はセーターを着込むことができるので、季節に限定されることなく着用することが可能です。

制服がない場合はブラックスーツ?

しかし中には、制服がない学校もあります。
制服がない中高生の場合は、

  • 黒や紺のブレザーかジャケット(カーディガンやベストもOK)
  • 白のシャツやブラウス
  • 黒や紺のパンツやスカート

を着用してお葬式に参列。

「お父さんと体格が同じだから、お父さんのブラックスーツを着せよう。」と考える人もいますが、中高生でブラックスーツはNG。体格が同じでもスーツだと違和感が出てしまうので、あくまで中高生にあったものを選びましょう。

中高生は黒い革靴を履いていくのがベスト

中高生がお葬式に参加する場合は、黒い革靴を履くことがベストです。
学校指定の革靴もOKですので、汚れているようなら磨いてから履くようにしましょう!

とはいえ「革靴がないから買わないといけない。」というわけではなく、黒や白、紺といった目立たない色の靴であれば履いていくことは可能です。装飾がついていたり光沢のあるものはマナー違反になるので、シンプルな靴を履いていくように心がけましょう。

髪型と靴下にも注意!

男の子は前髪の長さに気を付ける

男の子の場合は、前髪が目にかからないようにするのがマナーです。
前髪が長いと不潔感を感じてしまうので、葬儀に参列する前に切るか、目にかからないように髪を分けるようにしましょう。

女の子で髪の毛が長い場合はしっかりとまとめる

女の子で髪の毛が長い場合は、髪の毛が顔にかからないように髪の毛をまとめることが必要です。まとめる位置には高い低いがありますが、お葬式の場合は耳よりも低い位置でまとめることがマナー。

髪をまとめるためのゴムは、黒いものを使うことが決まりとなっていますので、髪型と一緒にゴムについても気をつけておきましょう!

靴下は黒や白・紺色のものを使う

お葬式に履いていく靴下は黒の無地と決まっていますが、急なお葬式の場合は、紺色や白といった目立たない靴下で行ってもかまいません。

靴下の長さは、ハイソックスやクルーソックスを選び、スネが見えてしまう可能性があるくるぶしソックスは使わないようにしましょう。

靴下はルーズソックスかクルーソックスのもので色は、黒や白紺色のものがGood

まとめ

お葬式では、大人だけでなく子どもたちの服装にも気を使う必要があります。

幼児〜高校生までは、基本的に幼稚園や保育園、学校の制服を着ておけば間違いありませんが、制服がない場合は自分たちで用意しなければなりません。

知識がないまま適当に買ったりレンタルしたりすると、お金の無駄になってしまうので、お葬式にいく前には必ず吟味し、適切なものを選ぶことが必須です。

また、赤ちゃんは親族のお葬式だけに連れていき、他のお葬式に参列する際は親戚などに預けることが必要。自分たちだけでなく、周りも気を使うことになるのでできるだけ周囲の人にも協力してもらいましょう。

ABOUT ME
おてさら君
お寺生まれの長男坊。『仏教は哲学』をモットーに仏教の面白さを世の中に伝えるべく日々自己鍛錬中。ミャンマーやスリランカといったアジア国で上座部仏教の修行経験、日本では納棺師の経験を経ています。自分の煩悩の強さを感じながら『職業は僧侶』ではなく、『生き方が僧侶』を目指し、宗派に属さずお寺と俗世間の間で偏りのない仏教に関する情報を提供中。
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