お寺のこと

お賽銭はいくらあげる?縁起がいい金額を教えます!

お賽銭をいくらあげようか悩んだことはありませんか?

実はお賽銭には縁起のいい硬貨、金額というものがあるのです。
硬貨や金額には語呂がついており、げんを担いで気分良くお賽銭ができます。

今回の記事では、お賽銭であげるべき縁起の良い硬貨と金額を紹介!更に、縁起の悪い硬貨と金額も紹介しますので、神社仏閣の参拝時には参考にしてください。

お賽銭ならではの語呂も面白いので、硬貨や金額と合わせて一つずつ見ていきましょう。
この記事でわかること

・縁起がよい硬貨と金額
・縁起が悪い硬貨と金額

お賽銭の意味とは

お賽銭は、神様や仏様に日頃の感謝を伝えるために、お金をお供えすることです。

一般的にはお願いをする場所としても考えられており、願いを伝えることや、願いが叶ったことへのお礼としてお金が納められています。

縁起がいい硬貨と金額

縁起が良い硬貨は5円玉とされています

5円は読んで字の如く、『ご縁』を意味しており、お賽銭をするうえでとても重宝されているのです。

また5円と50円は穴が空いていることから、見通しがよい縁起物としても知られています。

5円を使った縁起がいい金額

ここでは縁起がよいとされている5円玉にまつわる金額を紹介していきます。

全ての意味は語呂で作られていますが、げんを担ぐという意味でも効果あり!

語呂の意味も面白いのでしっかり見ていきましょう!
100円以下の金額
金額(5円の枚数) 金額による語呂の意味
5円(5円玉1枚) ご縁がありますように
10円(5円玉2枚) 重ね重ねご縁がありますように
15円(5円玉3枚) 十分ご縁がありますように
20円(5円玉4枚) 良いご縁がありますように
25円(5円玉5枚) 二重にご縁がありますように
30円(5円玉6枚) 安定と調和のとれたご縁
35円(5円玉7枚) 再三ご縁がありますように
40円(5円玉8枚) 末広がりにご縁がありますように
45円(5円玉9枚) 始終ご縁がありますように
50円(5円玉10枚) 五重の縁がありますように
55円(5円玉11枚) いつでもご縁がありますように
ちなみに55円は午後に投げると良いと言われていますよ
55(ごごだけに)
100円以上の金額

5円の用意が少し大変ですが、更に高いご縁を目指す方にはオススメです。

金額(5円玉の数) 金額による語呂の意味
105円(5円玉21枚) 十分にご縁がありますように
125円(5円玉25円) 十二分にご縁がありますように
485円(5円玉97枚) 四方八方からご縁がありますように

 

50円玉にも良い語呂がある

50円玉1枚には、 5円玉10枚分と同じ五重の縁がありますようにの語呂が付けられています。

5円玉がお財布に少ない場合はお賽銭に50円を利用しましょう!

夫婦やカップルは1円玉も使おう

11円や21円、31円といった数は夫婦やカップルに良い金額だと言われています。

その理由は、割り切れない数字だから!

割れない数字であることから、別れないといった意味を持つとされているのです。

夫婦やカップルでお賽銭をする時にこの話をすれば、お互いの中も更によくなるでしょう。

小銭だけじゃない「1万円も効果あり」

1万円の万円を逆から読むと円万になります。

円万(えんまん)➡︎円満ということで、1万円は「すべて円満におさまる」といった縁起の良い数字だと考えられています。

高価なのでなかなか手がでませんが、お財布に余裕がある時は是非お試しください。

避けた方がよい硬貨と金額

縁起がよい硬貨や金額もあれば、縁起が悪い(避けた方がよい)硬貨や金額もあります。

げんを担ぐという意味でも気持ちは下がってしまいますので、気分良くお賽銭をするためにも縁起に悪い硬貨、金額は避けましょう。

10円玉と500円玉は使わない

10円と500円はお賽銭には縁起がよくない硬貨だと言われています。

その理由は
10円玉は、とおえん(遠縁)と言われ、縁を遠ざけるという意味を持っており、
500円玉は、これ以上の硬貨がない=これ以上の効果がないという意味を持っているからです。

語呂とはいえ、意味を知るとマイナスイメージが更にわきますね。

気持ちよくお参りをするためにも10円と500は使わないようにしましょう。

縁起が悪いと言われる金額

縁起が悪いとされている金額は以下の通りです。

金額 金額による語呂の意味
65円 ろくなご縁がない
75円 なんのご縁もない
85円 やはりご縁がない
95円 これでもご縁がない

なんとも気持ちの上がらない語呂ですね。。。

気分的にも運が無くなりそうなので、やはり縁起のよい金額を納めた方が良さそうです。

まとめ

お賽銭の縁起には、硬貨や金額による語呂が使われています。

縁起の良い硬貨や金額を知ると、語呂の意味がわかり、しっかりとげんを担ぐことができるので、気分良くお賽銭をする事ができます。

逆に、縁起が悪い硬貨や金額の語呂は、気持の面でもマイナスのイメージを受けるので、できるだけ避けたいものとなっていました。

お賽銭をする際は明るいイメージで行った方が、効果も大きいでしょうから、硬貨や金額には気をつけたいものですね。

ABOUT ME
おてさら君
お寺生まれの長男坊。『仏教は哲学』をモットーに仏教の面白さを世の中に伝えるべく日々自己鍛錬中。ミャンマーやスリランカといったアジア国で上座部仏教の修行経験、日本では納棺師の経験を経ています。自分の煩悩の強さを感じながら『職業は僧侶』ではなく、『生き方が僧侶』を目指し、宗派に属さずお寺と俗世間の間で偏りのない仏教に関する情報を提供中。
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