葬儀について

【納棺式の副葬品】棺にぬいぐるみを入れても大丈夫【条件あり】 

納棺式では、副葬品として亡くなった人の愛用していたものなどを、亡くなった人と同じ棺の中に納めることができます。

中でもぬいぐるみは、棺に入れてあげたいと考える人が多い代表的な副葬品で、

納棺式で棺にぬいぐるみを入れてあげたいけど、ぬいぐるみって納めても大丈夫?

と、ぬいぐるみを入れられるのかを、納棺式の前に知っておきたいと思う人も少なくありません。

先に言っておくと、ぬいぐるみには棺に入れられるものと、入れられないものがあります。

今回の記事では、元納棺師である私が、納棺式で副葬品として棺に入れられるぬいぐるみと、入れられないぬいぐるみについて紹介。

入れられると思っていたぬいぐるみが、納棺式の直前になって入れられないとなると、心身のショックは大きいです。

自分が少しでも落ち着いて納棺式を迎えるためにも、ぬいぐるみを入れたいという人は本記事を最後まで読んでおきましょう。

この記事でわかること

・棺に入れられるぬいぐるみ
・棺に入れられないぬいぐるみ

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【まとめ】納棺式で棺に入れるものと入れてはいけないものとは

小さなぬいぐるみは棺に入れられる

棺に入れられるぬいぐるみは、小さなぬいぐるみのみとなっています。

目安は手のひらにおさまる大きさで、

・火葬をする際に必ず燃える素材
・遺体に触れることなく収まるの

といった条件をクリアしておくとなお良し。

デザインは関係ありませんので、棺に入れるぬいぐるみは、とにかく大きさを気にしておきましょう。

大きいぬいぐるみは棺に入れられない

置物やインテリアにできるような、大きなぬいぐるみは棺に入れることはできません。

入れられない理由は、

・火葬時に完全に燃えない
・ぬいぐるみの繊維が不純物として遺骨に付着することがある

といったことがあるためで、入れないことで遺骨の状態を綺麗に守る目的があります。

思い出があるとは言え、大きいぬいぐるみを入れると一番大事な遺骨が傷ついてしまいます。棺に入れた時は満足しても、火葬した後に後悔しますので、大きなぬいぐるみを無理やり棺に納めることはやめましょう。

どうしても入れてあげたい場合は、ぬいぐるみを分割することで棺に入れることが可能です。ただし見栄えは悪くなり、亡くなった人に対して失礼となるため、個人的にはオススメできません。

金属のパーツが使われている場合は入れる前に外す

金属のパーツで装飾されているぬいぐるみもありますが、原則として棺の中には金属類を入れてはいけません。

理由は

・火葬中に爆ぜる可能性がある
・溶けた金属が遺体に付着して遺骨を傷つける可能性がある

という問題が発生するためであり、ぬいぐるみにおける金属も例外ではありません。

金属としてではなく、あくまでぬいぐるみを入れたい場合は、必ず金属類を外して棺に入れるようにしましょう!

判断が微妙な場合は納棺師や葬儀業者に聞く

・ぬいぐるみが手のひらよりも少し大きい。
・使用されているパーツが金属かわからない。

といった、ぬいぐるみを入れて良いのか悪いのかの判断が難しい場合は、納棺師や葬儀業者に判断を委ねましょう。

自分の判断で入れてしまうと後で後悔することも考えられますが、何度も納棺式に携わってきた納棺師と葬儀業者は、「このぬいぐるみを入れて火葬しても大丈夫か否か。」がしっかりとわかっています。

人によっては遺族の意志を汲み取って、多少無理な大きさでも上手に棺に入れてくれることがあるので、「ちょっと無理かな?」と思っていたり、「できれば入れてあげたい。」と考えている人は必ず1度聞くことをオススメします。

まとめ

納棺式で、ぬいぐるみを棺に入れる場合は、大きさと金属パーツの有無を必ず確認することが必要です。

「思い入れのあるぬいぐるみだから、棺に入れてあげたい。」という気持ちはわかりますが、何も知らずに入れてしまうと、火葬が終わった後にショックを受ける可能性もあります。

判断が難しいものについては、納棺式に関わる葬儀業者や納棺師に聞くことで、しっかりとした答えを出してもらえるので、少しでも困った場合は必ず聞くことを頭に入れておきましょう。

ABOUT ME
おてさら君
お寺生まれの長男坊。『仏教は哲学』をモットーに仏教の面白さを世の中に伝えるべく日々自己鍛錬中。ミャンマーやスリランカといったアジア国で上座部仏教の修行経験、日本では納棺師の経験を経ています。自分の煩悩の強さを感じながら『職業は僧侶』ではなく、『生き方が僧侶』を目指し、宗派に属さずお寺と俗世間の間で偏りのない仏教に関する情報を提供中。
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