納棺師

納棺師になりたい!家族や恋人に反対されている人に勧める3つの行動

「納棺師になりたい!」と強く思っていても、家族や恋人が全く理解してくれず、納棺師になることを踏み切れずにいる。という人はとても多いです。

自分は素晴らしい仕事だと思っていても、大切な家族や恋人に否定されることはとても悲しいことですよね。

そこで今回の記事では、元納棺師の私が「納棺師になりたい熱意は持っているけど、家族や恋人が認めてくれない。」という人たちに向けて、家族や恋人が認めてくれる3つの行動を紹介していきます。

「そもそもなんで納棺師って反対されるの?」といった根本的な問題についてもお伝えするので、ぜひ家族や恋人を説得するための参考にしてください!

この記事でわかること

・なぜ納棺師の仕事は反対されるのか
・家族や恋人に納棺師を認めてもらうための3つの行動

そもそもなぜ納棺師になることを反対される?

家族や恋人を説得する前に、まず考えなければならないのは、「なぜ納棺師になることを反対されるか。」ということです。

ざっくりと説明すると納棺師という仕事が反対される理由には

・死体に触るから汚らわしい
・汚い
・感染症にかかる

という偏見のイメージがあるからであると考えられます。
これは、納棺師自体というよりも「死体に関わるから」という点が強く、実は納棺師が嫌がられているわけではないのです。

死体に関わることは昔から汚らわしいと考えられる

日本人は、昔から「死」というものに対して「恐ろしい」「汚らわしい」という感情を持っています。例えば数字の4にしても「し(死)」を連想させるものだから使ってはいけないという習慣が今でもありますよね。

死に関わるということは、生きている人にとって悪い影響しか与えないものであると刷り込まれているのです。

昔であれば、遺体に触ることは感染症(梅毒など)にかかることであり、感染を拡大させてしまう原因ともされていたので、死体に触れることは危険な行為の1つともされていましたが、それは昔の話であり、現在では死体に触れる多くの人が、ゴム手袋を着用し様々な感染症から身を守る術を持っています。

映画 おくりびとを見せる

家族や恋人が納棺師の仕事内容を理解していない場合は、仕事内容を口で説明するよりも、映画のおくりびとを見せる方が効果的。

それは、納棺師と言われた人たちの多くが、納棺師は「死んだ人に触る」という漠然としたイメージのみを抱いていることが多いからです。

映画のおくりびとでは納棺師の仕事内容はもちろん、納棺師という仕事に偏見を持っている主人公のお嫁さんや友達などが、その仕事ぶりを見て「納棺師ってすごい!」と納棺師としての主人公を見る目が変わっていくシーンが描かれています。

納棺師の凄みや、納棺師という仕事の必要性も伝えてくれる作品ですので、納棺師への漠然としたイメージを必ず解消してくれるはずです。

仕事の安全性を教える

納棺師の仕事内容を理解したとしても、家族や恋人によっては「死体を触って感染症とかにかからないか?」という心配を持っていることもあります。

納棺師の仕事は、確かに死体に触ることが仕事ですが、納棺師の人たちは現場で必ずゴム手袋を着用しますし、業務の終了後には必ずうがいと手洗いを行います。

これらは納棺師をする上で当然のエチケットですし、全ての納棺師に義務付けられた必須のマナー。自分自身がしっかりとマナーを守れば、感染症にかかることは低いということを家族や恋人に伝えるべきでしょう。

死体の匂いは家に持ち帰らない

また、家族や恋人が気になるのは「死体の匂いが身体に染み付くのではないか。」ということです。

私自身、納棺師をする前にはお嫁さんに「納棺師になったら死体の匂いが身体に付いたりしない?」という質問をされました。

当時は「やってみないとわからない。」という答えしかできませんでしたが、実際に納棺師をして焼死体や溺死などの遺体現場で仕事をしても、家に帰ってお嫁さんに「変な匂いがする」と言われたことはありません。

映画などで見るように、死臭が簡単に付くということはないので、匂いについての不安は問題ないことを伝えるのも1つです。

現在では様々なタイプの消臭スプレーが出ているので、匂いが付いているか不安に感じるようであれば、帰宅前に消臭スプレーを使うと良いでしょう。

自分の熱意をしっかりと伝える

ここまで2つの行動を紹介してきましたが、やはり一番大切なことは自分が納棺師をしたいという熱意をどれだけ伝えられるか。ということです。

納棺師という仕事はまだまだ偏見があり、業務の内容知られていないことが多いのが現状。家族も恋人もあなたのことを心配しているからこそ、納棺師になることを反対しているのが大きいでしょう。

しかし、その心配を払拭するほどの熱意を持って「納棺師をしたい。」「納棺師になりたい。」という気持ちを伝えることが重要であり、納棺師になることを理解してもらうための一番の近道であると考えます。

納棺師の仕事は、危険ではないことを伝えつつ自分の思いを素直に伝えてみましょう。

まとめ

今回の記事では、納棺師になることを家族や恋人に理解してもらうための、3つの方法を紹介しました。

家族や恋人は、納棺師の仕事に対して「死んだ人に触る」という漠然としたイメージが強いので、納棺師になりたいことを理解してもらうためにはまず、納棺師の仕事内容をしっかりと理解してもらい、続いて納棺師の仕事の安全性と自分の熱意を伝えることが大切です。

偏見的なイメージを解消することは大変なことですが、理解してもらうことができれば、必ず納棺師になっても応援してくれることでしょう。

ABOUT ME
おてさら君
お寺生まれの長男坊。『仏教は哲学』をモットーに仏教の面白さを世の中に伝えるべく日々自己鍛錬中。ミャンマーやスリランカといったアジア国で上座部仏教の修行経験、日本では納棺師の経験を経ています。自分の煩悩の強さを感じながら『職業は僧侶』ではなく、『生き方が僧侶』を目指し、宗派に属さずお寺と俗世間の間で偏りのない仏教に関する情報を提供中。
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