納棺師

納棺師やエンバーマーを題材にした映画やドラマなどを4つ紹介!

「納棺師やエンバーマーについて具体的に知りたい!」

そんな人にオススメなのが、映画やドラマで見る納棺師とエンバーマーです。
本などでは伝わりにくい現場の雰囲気や動作などがよくわかるので、一度は動画で観てみる価値あり!

そこで今回の記事では、納棺師やエンバーマーを題材にした映画やドラマを4つ紹介していきます。実際に納棺師をしていた私が、「リアリティがある」「観やすい」などのレビューもお伝えするので、ぜひ視聴の参考にしてください。


おくりびと

おくりびとは、主人公がプロのチェロ奏者としての夢を諦め、実家のある山形県で納棺師として成長していく物語。

最初は納棺師という仕事に偏見がある主人公ですが、仕事をこなすに連れて、納棺師としての志が高くなっていくのがポイントです。

オススメ
リアリティ
泣ける

納棺師という仕事が、一般的にあまり認知されていなかった頃の作品なので、周囲の偏見の目や主人公の葛藤が作品に色濃く繁栄されています。

後半になってくると、主人公の技術が向上しており、一つ一つの動作の美しさにも目を奪われる。

笑いあり涙ありの作品なので、1本の映画として飽きることなく鑑賞する事ができますよ。

おみおくり

おみおくりは、ベテラン納棺師とその納棺師に弟子入りした女性の物語。

悲しい過去を持った2人の納棺師が、自分たちの過去を乗り越えながら納棺師として成長していく姿が描かれています。

ストーリーは7つに別れており、それぞれの話で亡くなった人と遺族の関係性が見られるので、納棺師が行う仕事や、現場の雰囲気などをリアルに感じる事ができます。

オススメ
リアリティ
考えさせられる

「2人の女性はなぜ納棺師をしているのか。」「納棺師としてどのように変わっていくのか。」というのが本作のメインテーマですが、亡くなった人と遺族の関係性にも重きが置かれているため、「生きるとは何か、死ぬ事とはどんなことなのか。」と観ている人が自然と考えさせられる映画です。

死化粧師 ~エンバーマー 間宮心十郎~ 

本作は、エンバーマー を主役にした全12話のドラマです。

納棺師やエンバーマーを題材にした作品の多くには、目を伏せたくなったり、ストレスを感じる場面が多々ありますが、このドラマは、グロテスクなシーンがないため、気楽に観れるのが◎。

亡くなった人よりも、残された人がどのように死を受け入れていくのかが重点に置いているので、「私だったらどうするだろう。」と視聴者が見入ってしまうのが魅力です。

オススメ
リアリティ
観やすさ

とても観やすい作品ではありますが、施術のシーンがかなり薄いので、エンバーマーの仕事を観たいという人にはちょっと物足りないかも。

普段は、軽いノリの納棺師やエンバーマーが、仕事になると顔つきが変わるというのは、よくある話なので、本作のチャラい主人公が、施術になると顔つきが変わる点はある意味リアルだなと感じました。

死化粧師 オロスコ

本作は、コロンビアで40年以上エンバーマーをしてきた男「オロスコ」のエンバーミング技術が観れる作品です。

大ベテランの施術の手際の良さは必見の価値あり!

ただし、死体の多くが犯罪に巻き込まれたものばかりで状態がかなり悪い。終始過激な映像が続きますが、モザイクは一切無いので、グロテスクな映像が苦手な方は視聴を控えることをオススメします。

オススメ
リアリティ
観やすさ

どんなに酷い状態の遺体を見ても、目の色一つ変えずに施術するオロスコの姿が特徴で、現場の空気や雰囲気を画面越しでもしっかりと感じる事ができます。

「遺体を修復する」ことのリアルが詰まった作品なので、納棺師やエンバーマーを目指している人は必見です。

おくりびと怪奇譚 

本作は、納棺師が体験した6つの心霊体験をドラマ仕立てで紹介したホラー作品。

心霊現象が主なので、納棺師を知るというには不向きな作品ですが、「亡くなった人にも様々な思いがあるんだな」と感じる事ができるという点では見ておいても損はありません。

納棺師に関するホラー物は意外と珍しいので、心霊系が好きな方必見です!

オススメ
リアリティ
恐怖

まとめ

納棺師やエンバーマーを題材に映画やドラマは、一見同じように感じるものもありますが、視点の違いによって1つ1つの作品がしっかりと差別化されています。

中には施術をそのまま撮影したものもあり、納棺師やエンバーマーを目指したい人が参考になるような作品も。

さらっと観れる物から、ガッツリと引き込まれる物まであるので、気になった方はぜひ一度観賞してください!


ABOUT ME
おてさら君
お寺生まれの長男坊。『仏教は哲学』をモットーに仏教の面白さを世の中に伝えるべく日々自己鍛錬中。ミャンマーやスリランカといったアジア国で上座部仏教の修行経験、日本では納棺師の経験を経ています。自分の煩悩の強さを感じながら『職業は僧侶』ではなく、『生き方が僧侶』を目指し、宗派に属さずお寺と俗世間の間で偏りのない仏教に関する情報を提供中。
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