遺品整理

お葬式や法事とは違う!?後悔する前にするべき遺品整理の供養とは

遺品整理には『遺品を整理する』、『不用な物を処分する』以外に供養するという考え方があります。遺品整理をすること自体立派な1つの供養ですが、『故人が大切にしていた遺品を供養する。』という明確な供養の方法もあるのです。

遺品整理で言われる供養ってどんなこと?何を供養するんだろう。
遺品整理における供養は、お葬式やお彼岸、お盆などの仏事とはまた違うものです。どのようなものが対象になるのか、どのような方法で供養するのかなど具体的に見ていきましょう
この記事でわかること

・遺品整理における供養とはなにか
供養対象となる代表的な遺品
・遺品の供養を依頼する場所と供養の金額
・遺品整理における供養の必要性

\オススメの遺品整理業者はこちら!/
遺品の整理屋さん

遺品整理における供養とはなにか

遺品整理における供養とは、簡単に言うと故人の大切にしていた遺品をお焚き上げし、故人を弔う(とむらう)ことです。故人の弔いだけでなく、遺族が気持ちを整理するためのものでもあります。

供養対象となる代表的な遺品

故人によって思い入れのある遺品はそれぞれです。ここでは遺品の中でも特に供養される代表的な物を見てみましょう。

人形やぬいぐるみ

人形やぬいぐるみは、生前の小さい頃から亡くなるまでずっと側においているケースも多く、故人が大切にしていたことがわかる遺品の1つです。 

故人の元に送ってあげたいという気持ちと、魂が宿やすいという古くからの言い伝えにより遺品の中でも供養を依頼されることが多いです。

手紙や写真

手紙や写真は遺品整理で特によく出てくる遺品です。

故人にとっては大切な思い出が詰まったものですが、遺族にとっては思い入れがない。といったことも多く、処分するのには気が引けるため、供養をお願いする方が多いです。

洋服などの衣類

洋服などの衣類は、遺品の中でも特に故人の生活に密着していたものです。

形見分けによって遺族に分配されることも多いですが、サイズの問題などにより着用が難しい衣類は供養にまわすといった方が多いです。

遺品の供養を依頼する場所と供養の金額

遺品の供養を依頼する場所は3つあります。それぞれに特徴があり、場所によって金額も異なりますので依頼する際の参考にしていただきたいと思います。

お寺や神社

昔から供養するといえば、お寺や神社が主流です。昔はお寺や神社に直接遺品を持って行く方法だけでしたが、現在ではお寺や神社に遺品を郵送する方法もあります。

お寺や神社では遺品供養の金額が人形1体500円〜などと定めているところから、お気持ち代で大丈夫です。というところまで金額は様々です。また、合同供養、個別供養という供養方法の違いによっても金額が異なります。どのような金額設定がされているのかも視野に入れて問い合わせることが必要でしょう。

遺品整理業者

遺品整理を遺品整理業者に依頼する方は、遺品整理業者に遺品供養を依頼することができます。 遺品整理の流れで遺品の供養依頼をすることができるので、お寺や神社に依頼する必要もなく、スムーズに話を進めることができます。

遺品整理業者での遺品供養は無料の合同供養(他の故人と一緒に遺品をまとめて供養する)から、自宅で供養する20,000円〜50,000円程の個人供養があります。

お焚き上げ業者

お焚き上げ業者は遺品の供養を手軽に行うことができるサービスです。

インターネットで業者指定の段ボールや、レターサイズのものを購入し、供養したい遺品を入れて業者に発送すればお焚き上げ業者が最後まで供養をしてくれます。

レーターサイズやダンボールの金額が平均で1,500〜18,000円程。供養代、送料も全て含まれており、追加料金などもありませんので安心して利用することができます。ただし、ダンボールに入らない大きさの物に関しては取り扱いがされていないので注意が必要です。

金額も明確で、難しいことが無いので遺品の供養にも利用しやすいサービスです。ただし、実際に供養されているところを実際に目にすることができないという不安点があるため、自分の目で供養されているところをみたいという方にはオススメできません。

遺品整理における供養の必要性

遺品の供養は『必ずしなければならない』というものではありませんが、故人のため、遺族のためにも行う必要性があると考えます。

遺品供養を必要と考える理由

・遺族の気持ちの整理ができる
・遺品供養を通して感謝の気持ちを伝えられる

無理に遺品の全てを供養する必要はありません。遺族で遺品を分配した後、不用だと感じた遺品を供養にあてるのが一番良い方法でしょう。

まとめ

遺品の供養は故人だけでなく遺族にとっても大切なものです。決まり事ではありませんし、時期も決まっていません。もし、遺品をずっと大事にとっていたが不用になった。などの遺品があれば、「今までありがとう。」と感謝を込めて供養することも可能です。供養する意味などを考えて一度検討していただきたいと思います。



ABOUT ME
おてさら君
お寺生まれの長男坊。『仏教は哲学』をモットーに仏教の面白さを世の中に伝えるべく日々自己鍛錬中。ミャンマーやスリランカといったアジア国で上座部仏教の修行経験、日本では納棺師の経験を経ています。自分の煩悩の強さを感じながら『職業は僧侶』ではなく、『生き方が僧侶』を目指し、宗派に属さずお寺と俗世間の間で偏りのない仏教に関する情報を提供中。
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。