「子供達に迷惑をかけたくない。」「お墓が遠方にあるためお墓詣りが難しくなった。」などの理由から、墓じまいを検討する人が近年増えてきています。
中でも特に多いのが寺院墓地(お寺にあるお墓)での墓じまい。
今回は寺院墓地の墓じまいをするにあたって発生する3つの費用について紹介させていただきます。
・寺院墓地での墓じまいにかかる3つの費用
・3つの費用の金額
\墓じまいでの遺骨の移動場所についてはこちら/
遺骨の移動先は現在7つあります。(2020年度)
墓じまいとは
『墓じまい』とは言い方を変えると、お墓を処分することです。墓石の撤去や解体と、墓所を更地にして使用権を返還することをいいます。
お墓に納められている遺骨を勝手に取り出して別の場所に納骨したり、廃棄したりすることは法律によってできませんが、行政手続きなどをすることで、墓じまいが可能になります。
寺院墓地での墓じまいには3つの費用がかかる⁉︎
それでは寺院墓地での墓じまいで発生する3つの費用について説明しましょう。
金額については地域性や寺院の宗派などによって金額が異なるため、目安として考えていただきたいと思います。
- お墓の撤去費用
- 閉眼供養、魂抜きのお布施
- 檀家を抜ける場合は離檀料を包む
お墓の撤去費用
お墓の撤去費用とは、お墓石の撤去と墓地を更地にするにあたってかかる費用です。
金額は1㎡あたり平均10万円程度ですが、地域差による金額の違いがあり、お墓の状態や立地によっては追加費用が発生する場合もあります。
閉眼供養、魂抜きのお布施
お墓から遺骨を取り出す前にはお墓の閉眼供養(へいがんくよう)を行います。
ここで言う閉眼供養は、墓石に宿っている魂を抜きとり墓石を石に戻すことが目的にあり、お寺のお坊さんが供養してくれるものです。
地域や宗派によって差がありますが、1万円〜5万円が相場となります。
ちなみに新しいお墓に納骨する際は開眼式を行います。
*開眼供養 お墓に魂を入れること
檀家を抜ける場合は離壇料を包む
墓じまいをするにあたっては、お墓の管理をしているお寺(菩提寺)との関係性を考える必要があります。
檀家としてお寺との関わりをこれからも持っていたいというのであれば必要ありませんが、墓じまいを機に檀家を抜けるとうことになる場合は、離壇料(りだんりょう)としてお布施をお寺に渡すことが大切です。
離断料は法律上で決められたものや、支払い義務があるわけではありません。離断料はいらないと言ってくれるお寺もあります。
支払いと言う考え方ではなく、今までお墓、ご先祖様のお世話をしてくれてありがとうございました。と感謝のお気持ちでお布施として渡すことが良いでしょう。
離断料はお気持ちによるお布施なので決まった金額などはありませんが、ここでは一般的にに包まれている離断料のお布施目安を記載しておきます。
まとめ
寺院墓地での墓じまいでは、お気持ちとしてお布施を払う場面が出てきます。
金額に決まりがないので気を遣うところではありますが、目安を基準に考えていただきたいと思います。
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